全ての病気はミネラル不足が原因?日本人の深刻なミネラル不足とその対策

ミネラル不足のほうれん草

「現代人はミネラル不足!」と言われているように

ミネラルの不足は私たちの体へ深刻な影響を及ぼします。

ミネラル・・・

よく聞くけれど、何かよく知らない方も多いのではないでしょうか?

そんなミネラルについて解説します。

「全ての病態、全ての病気、全ての病弊を追及すると、ミネラル欠乏にいきつく」

かつて、ノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士は

「全ての病態、全ての病気、全ての病弊を追及すると、ミネラル欠乏にいきつく」

と結論づけました。

※ノーベル賞を2回受賞した人は歴史上4名いますが、別分野で2回ノーベル賞を受賞したのは、ライナス・ポーリング博士のみ。1954年に「化学結合」の概念を提出した業績で、ノーベル化学賞を受賞、その後、地上核実験に対する反対運動で1962年にノーベル平和賞を受賞しています。

また、「ビタミンバイブル」の著者として有名なアール・ミンデル博士は

「ビタミンは重要なものだが、ミネラルなしでは何もできない。ミネラルこそ、栄養の世界のシンデレラと私は言いたい。..ビタミンはミネラルの助けなしには吸収されることも、その機能を果たすこともできない」

と書き、ミネラルの重要性を話しています。

ミネラルは五大栄養素の一つ!

五大栄養素とは

●たんぱく質

●脂質

●炭水化物

●ビタミン

●ミネラル

のこと。

これらをバランスよく必要十分に摂取することが健康の基本となります!

ミネラルは体では作れないため、食物から摂取する必要があります。

しかし、ビタミン不足を気にしてフルーツや野菜、サプリメントで補う方は多いようですが、

ミネラル不足に注意して積極席にミネラルを摂取している方はあまりいないのが現状です。

ミネラルは何種類?どれが重要なの?

ミネラルと一言で言っても100種類以上もあり、全てを摂取するのは大変です。

体に必要とされるミネラルは16種類で、必須ミネラルと呼ばれます。

そのうち、量の比較的多い7種類を主要ミネラル、残りの9種類を微量ミネラルと呼びます。

●主要ミネラル:カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム

●微量ミネラル:鉄・亜鉛・銅・マンガン・クロム・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルト

ミネラルは一種類だけでなく多種類で連携して働くという性質があります。

例えば、貧血の人は鉄分を摂るように勧められますが、

実際には鉄分だけを摂っても貧血は解消しません。

鉄が体内で働くためには、銅、亜鉛、鉛、コバルト、カドミウム、セレンなどの

助けが必要です。このように、ミネラルはチームワークで働きます。

また、鉄をはじめとするミネラルは人体の中でさまざまなホルモンなどを

合成するのに必要であり、特に脳神経の発達などに重要な役割を果たしています。

ミネラルは体内で合成できず、日本人はミネラル不足

ミネラルとビタミンは体内で合成できないため、食事から摂取しなくてはなりません。

特に、私たち日本人の食事はミネラル不足になりがちで、

近年特に日本でミネラル不足の方が急増しているのです。

というのも、ミネラルは野菜よりも主に肉や魚などのたんぱく質に多く含まれています。

欧米人は肉を日本人の3倍食べると言われており、また小麦に鉄を混ぜるなどの対策や

ミネラルサプリメントの普及もあって、日本人ほどミネラル不足ではないようです。

ミネラル不足によるからだへの影響

ミネラル不足による身体への代表的な症状です。

ミネラルの不足で起こる病気や症状
カルシウム 成長不良、神経過敏、骨粗しょう症、副甲状腺肥大、腸内環境異常、肩こり
筋肉のけいれん、腰痛、骨・歯が弱くなる
マグネシウム 虚血性心疾患などの心臓血管障害、動悸、不整脈、神経過敏、うつ病、
神経・精神障害、循環器障害
貧血、頭痛、動悸、疲労感、忘れっぽくなる、乳児では発育の遅れ
食欲不振、爪の変形
亜鉛 成長不良、皮膚障害、味覚障害、免疫力の低下、成長発育障害、食欲不振、
貧血、皮膚炎、性機能の低下
銅亜鉛 貧血、骨折・骨変形を起こす、毛髪異常、成長障害

ミネラルは私たちのからだの基礎となる部分である、血液、骨、歯、髪、神経などを作る重要な構成要素

不足すると骨粗しょう症や貧血などの様々な疾患のもとになります。

ミネラルなしではビタミンや酵素が働かない!

身体を構成している成分の4%がミネラルと言われています。

また、生命機能や生命活動に欠かせないのが酵素ですが、

その酵素に不可欠なのが、ミネラルやビタミンです。

酵素の働きを助けるという意味で「補酵素」と言われています。

つまり、ミネラルやビタミンがないと酵素は働きません。

そしてビタミンもミネラルがないと有効に発揮することができません。

ミネラルが欠乏すると体に不調が出るのはこのためです。

大地からミネラルが減少し、栄養不足の野菜

古来より、人間や動物などから出された排泄物は、

ミネラルを含む肥料として農地にまかれ、土壌に還元されていました。

しかし、下水の発達により、排泄物はそのまま捨てられるようになり、

ミネラルの循環を妨げてしまっています。

また、化成肥料の使用が増え、土中のミネラルバランスを壊してしまい、

その土壌で育つ野菜に、人間が必要とする多種類のミネラルが含まれなくなってしまっているのも現状です。

ミネラルサイクルが正常に行われると大地にミネラルが補われ、

肥沃な土壌によりミネラルの豊富な農作物や植物が生産されますが、

ミネラルサイクルが断ち切られ、大地にミネラルが戻らなくなってきた現代では、

ミネラルの少ない農作物しか生産されないのです。

日本食品標準成分表によると、

1950年頃、ほうれん草には約13mgの鉄が含まれていたのに対し、

現在は約2mgしか含まれていません。

約85パーセントもの鉄が、ほうれん草から失われました。

大根や人参、その他の野菜も同じようにミネラルが減少しています。

ミネラルを含む食事を心がけるには

食事からミネラルを摂取するには

ミネラルを多く含む食品を積極的に食べましょう。

ミネラルの多い食品
カルシウム チーズ、煮干し、牛乳、がんもどき、水菜、桜海老、木綿豆腐、小松菜、モロヘイヤ
マグネシウム ほうれん草、アーモンド、干しひじき、玄米、大豆、納豆、カシューナッツ、ごま、桜海老
あさり、豚レバー、鶏レバー、干しひじき、がんもどき、小松菜、ほうれん草、納豆、しじみ
亜鉛 かき、豚レバー、赤身牛肉、ラム肉、たらば蟹、うなぎ蒲焼、納豆、かぼちゃの種、たらこ、ごま
かき、ごま、大豆、あずき、いんげん、煮干し、鶏卵、ソバ粉

食事からミネラルを摂るのが難しい場合は

サプリメントやドリンクを補助的に服用することも大切です。

ミネラルの吸収を阻害する「リン酸塩」に注意!

ミネラルは、組み合わせによって、腸内での吸収を阻害されることがあります。

例えば、その代表が食品添加物の「リン酸塩」です。

リン酸塩は、原料表示上は酸味料,乳化剤,pH調整剤と表示されています。

リン酸塩と一緒にとったミネラルは、リン酸と結合して体外に出てしまい、

特に銅、鉄、亜鉛の微量ミネラルなどは吸収を阻害されてしまいます。

ハムやソーセージに多く使用されているので注意が必要です。

ビタミンだけでなく、ミネラル摂取も心がけましょう

冒頭でも触れましたが、

ビタミン不足を気にしてフルーツや野菜、サプリメントで補う方

酵素ドリンクの流行で酵素を積極的にとっている方は多いのですが、

ミネラル不足に注意して積極席にミネラルを摂取している方は、あまりいないのが現状。

ぜひ、ミネラルも一緒に摂取するよう心がけてください。