「ノンシリコン」よりも重要なのは「主洗浄剤」。シャンプーの危険な界面活性剤に要注意!避けるべき成分一覧

「ノンシリコン」が主流だけど、実は安全なシリコン

今では良いシャンプー=ノンシリコンは当たり前。

ノンシリコンシャンプーは、ドラッグストアやコンビニでも手軽に手に入るようになりました。

シリコンと聞いて「なんとなく身体に悪そう!」というイメージや、ノンシリコンシャンプーは値段が高い=きっと安全で良いもの・・・そんな風に選んでる方も多いのでは?

確かにシリコン入りのシャンプーを使っていると、異常なほどに髪がサラサラになります。

シリコンが髪をコーティングするので、カラーが入りにくくなったり、パーマがかかりづらくなることがあります。

しかし、シリコンが頭皮に詰まる、というのは誤解です。

ジメチコンを含むシリコン全般は、アレルギーや刺激の心配がなく、分子量が大きく肌への浸透もないので、極めて安全性の高い成分のひとつです。

しかしシリコンを高濃度配合しているシャンプーは、頭皮のベタつきの原因になることもあるので、あまり良いシャンプーとは言えません。

良質なシャンプーの鍵は「主洗浄剤」

シャンプーの品質の良し悪しを決めるのは、シャンプーの基材(主成分)である主洗浄剤(界面活性剤)です。

シャンプーの成分は、製品の裏の全成分表示に、配合量の多い順に記載されています。

まず、シャンプーに一番多く含まれる成分は水ですから、水が一番上に表記されます。

そして、2番目の成分が主洗浄剤となります。(2種類以上洗浄剤を配合している製品もあるので3,4番目の成分までの場合もあります。)

危険なのに高級?!「高級アルコールシャンプー」とは

市販されているシャンプーは大きく3種類に分けられます。

■高級アルコール系シャンプー
アミノ酸シャンプー
石鹸シャンプー

高級アルコール系のシャンプーは、実は市販されているシャンプーの大部分。

原価が非常に安いので、販売価格も安く、大体1000円以内で購入することができ、大衆向けの安いシャンプーに良く使われる成分です。

ですが残念なことに、一部では「最悪の成分」「洗浄力が高すぎて危険」との評価があるのも事実です。

高級なのに安い?!危険?!と思われるかもしれませんが、高級アルコールとは、決して高価なものという意味ではありません!

アルコール分子中の炭素が6つ以上含まれているもののことを指しています。

洗浄力が高いため肌が強く脂性の肌質の方には良いのですが、洗浄力が強すぎてしまうために過剰に皮脂を取りすぎてしまいます。

本来皮脂の役割は、頭皮の保湿や保護、殺菌作用をしてくれますが、皮脂の取りすぎは頭皮の乾燥や、肌荒れにつながってしまうので頭皮のトラブルが起こってしまいます。

最も危険な洗浄剤は、ラウリル硫酸〜とつくもの

高級アルコール系シャンプーの主洗浄剤(界面活性剤)の中でも、最も危険な成分は「ラウリル硫酸ナトリウム」です。

肌荒れを起こすため、最近はシャンプーにはあまり使用されなくなってきてはいるようですが、驚くべきことに大手の超有名シャンプーで未だに使用されているのも事実です。

「ラウリル硫酸ナトリウム」とは、洗浄力と脱脂力が非常に強い洗浄剤です。

このラウリル硫酸ナトリウムの一番恐ろしいところは、皮膚や髪の脂質まで取りすぎてしまうだけでなく、分子が小さく残留性が非常に高いということです。

残留成分が長時間に渡りその場に滞在し、そのまま浸透して毛根などに悪影響を与えます。

水で流しても簡単には落ちないので、肌が弱い人やダメージ毛の人、カカラーリングをしている方は絶対に使用を控えるべきです。

恐ろしいことに、ラウリル硫酸ナトリウムは、シャンプー以外にも安価な歯磨き粉の発泡剤として使用されています。

歯磨き後に味覚が変化していると感じたことはないですか?

これはラウリル硫酸ナトリウムが舌に残留し、味覚を探知するセンサーを変質させているからだそうです。

ラウリル硫酸ナトリウムはタンパク質を変質させる物質なのだそうです。

化学を業とする人間に言わせて頂くと、「ラウリル硫酸ナトリウム」はもはや洗剤ではありません。ラウリル硫酸ナトリウムは正式には「ドデシル硫酸ナトリウム」といい、「SDS」という略名で呼ばれる【タンパク質変性剤】です。
我々の毛髪や地肌などはほぼ全てケラチンなどの「タンパク質」によって形成されており、このラウリル硫酸ナトリウムにはそのタンパク質を強力に変質させる性質があります。変性したタンパク質は水に溶解しやすくなったり、硬化したりなど様々に変質してしまいます。これは毛髪や地肌に対して非常に大きなダメージとなりますね。

出典:かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき
https://ameblo.jp/rik01194/entry-11607473730.html

また、

 ■ラウリル硫酸アンモニウム
 ■ラウリル硫酸TEA
 ■パレス-3硫酸ナトリウム
 ■パレス-3硫酸 TEA
 ■ポリオキシエチレンエチレンラウリルエーテル硫酸Na

も、ほぼ同じような成分で、洗浄力と脱脂力が非常に強い洗浄剤ですので注意してください。

市販のシャンプーで一番多い「ラウレス硫酸〜」系

現在、市販のシャンプー成分の中で一番多く使われているのは「ラウレス硫酸ナトリウム」ではないでしょうか。

こちらも、もちろん高級アルコール系シャンプーの主洗浄剤。

上記のラウリル硫酸ナトリウムのデメリットである、肌荒れを改善するために開発されたものが、ラウレス硫酸ナトリウムです。

簡単に言うと、ラウリル硫酸の分子を巨大化したものが、ラウレス硫酸ナトリウムです。
洗浄力は同等に強いのですが、分子が大きい分、残留しにくくなっています。

しかしあくまでも、ラウリル硫酸に比べてということになります。

ラウリル硫酸系もラウレス硫酸系も、名前が似ているだけあって、泡立ち力や洗浄力はどちらも非常に高く、肌荒れに繋がります。

肌の弱い子供や大人でも敏感肌の方、アトピーの方は絶対に使うべきでない成分です。

原料代が非常に安価であるために、市販品だけでなく高額なサロン専売品でも頻出している洗浄剤ですので、基本的には、これらをベースに使うこと=消費者の安全よりコストを重視していると考えられます。

また、

 ■ラウレス硫酸アンモニウム
 ■ラウレス硫酸TEA

もラウレス硫酸ナトリウムと同様の成分となりますので注意してください。
食器用の合成洗剤に使われる成分も!

他にも危険な成分として次の成分が挙げられます。

 ■ラウリルベンゼンスルホン酸Na


 ■オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na

近年ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムの刺激性が問題視されるようになってから、それらの成分の代替用として使用されるようになってきている成分です。

最近は「ラウレスフリー」「ノンシリコン」と謳われるシャンプーに使用される事が多く、単価も安いため、硫酸系の代わりに使われることが多いのですが・・・

オレフィン(C14-C16)スルホン酸Naは、食器用の合成洗剤にもよく使われています。

つまり、結局はこれらの成分も一緒で、非常に洗浄力が強く、泡立ちの良い界面活性剤です。
ラウリル・ラウレス硫酸系より、やや刺激は弱いのですが、こちらも皮膚刺激・タンパク質変性作用があります

これらも、もちろん高級アルコール系シャンプーの主洗浄剤ですので、これでは「ラウレスフリー」の意味がありません。

自然派志向「石鹸シャンプー」はどうなの?

石鹸シャンプーは、石鹸をベースとしたシャンプー。環境に優しく、毒性の強い成分が入っていない製品が多いので自然派志向の方に支持されています。

石鹸シャンプーは洗浄力が強いのですが、高級アルコール系と比べると洗浄力は弱いです。

しかし石けんはアルカリ性で、髪の毛に適した洗浄成分とは言い難いのです。

石鹸で髪の毛がアルカリ性に傾くとキューティクルが開き、キシキシしてしまいますし、アルカリ性は肌の弱い人には頭皮トラブルを起こす可能性もあります。

しかし、使い慣れた方や、髪や肌に合う場合にはとても良い商品といえます。

頭皮のことを考えるなら絶対「アミノ酸シャンプー」!

市販されているシャンプーの中で一番おすすめなのは、アミノ酸シャンプーです。

肌にやさしいと注目されているアミノ酸系の洗浄剤が基材となっているので、美容室などのサロンや、頭皮ケアを考えるシャンプーに多いタイプです。原価が高いので少し値段は高くなりますが、是非選んでいただきたいシャンプーです。

成分表示を見て、ココイルグルタミン酸・ヤシ油脂肪酸・ラウリン酸・ミリスチン酸・グリシン・メチルアラニン・サルコシンなどの表示が2〜3番目にあればアミノ酸シャンプーです。

しかしながら、アミノ酸シャンプーにはきちんとした定義がありません。

残念ながら、高級アルコール系の洗浄剤がベースで、アミノ酸を少し配合しただけで「アミノ酸配合シャンプー」、と謳っている商品もあるので注意してください。

高いシャンプー=良いシャンプーではない!

ドラッグストアやインターネットで高価なノンシリコンシャンプーをよく見るようになりましたが、よくよく成分を見て見ると、結局は安価な主洗浄剤をベースに作られているものが多く見られます。

ラウリル硫酸ナトリウムは、一番使われている成分なので考え方によっては特に悪いというわけではないかもしれません。

しかし高価な価格設定で、あたかも頭皮や髪に良いシャンプー!とアピールしておきながら、一般的な安価なシャンプーと変わらない主洗浄剤を使っているシャンプーは悪質だと言わざるを得ません。

パッケージやキャッチコピーに惑わされず、自分自身で成分を確認してみてくださいね。